ドリーム燃料は怪しいの?デメリットや製造コスト、販売価格も気になる!【人工石油】

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ドリーム燃料は怪しいの?デメリットや製造コスト、販売価格も気になる!【人工石油】

ドリーム燃料という人工石油が話題になっています。

これまでもドリーム燃料と同じような人工的に作られた「怪しい」といわれた燃料はありました。

では、ドリーム燃料も怪しい技術なのでしょか。それとも期待の新技術なのでしょうか。

いろいろと調べた結果、現状では世間の評価は「怪しい」半分、「画期的」半分といったところではないでしょうか。

それはまだまだ十分なエビデンスが足りていない、世間に広まっていない、などが原因です。

この燃料には確かに多くの課題が存在しますが、その解決策も日々研究されています。

例えば、製造コストの削減や環境への影響を最小限に抑える新しい方法が開発されていると言えます。

このように考えるとドリーム燃料は怪しい技術ではなく、多くの課題を解決する期待の新技術と位置づけられるかもしれませんね。

この記事ではドリーム燃料についてのネットやSNSの情報をまとめています。

根拠などが十分でない為、未確認情報も含まれますのでご了承下さい。新しい情報は判り次第、追記していきます。

それでは本題に入って行きましょう。

ドリーム燃料は怪しいの?デメリットやメリットは?

引用:株式会社アイティー技研 公式サイト  https://ittech.co.jp/

ドリーム燃料とは何か?

一言でざっくり言うと、ドリーム燃料は「環境に優しく、人工的に石油を化学合成できる新型燃料」です。

ドリーム燃料は環境に優しく、効率的な石油の化学合成が可能な新しいタイプの燃料です。特に燃焼後に環境に有害なガスを排出しない点が注目されています。

まさに現在私たちが直面している課題を解決しうる「夢」の燃料ですね。

ドリーム燃料は以下のような特性を持っています。

  • 原材料: 炭酸ガス(CO2)と水を主な原材料として使用します。
  • 化学合成: 常温常圧で効率的に石油(n-アルカン)を化学合成することができます。
  • 環境への影響: 燃焼後に硫黄酸化物(SOX)や窒素酸化物(NOX)が発生しないため、環境に優しいです。
  • 多様な石油製品: 生産できる石油は軽油や重油など様々で、それらを総称してドリーム燃料と呼んでいます。

デメリット


現在考えられているドリーム燃料のデメリットは次のようなものが挙げられています。

国の税収が減少する可能性
ドリーム燃料が普及すると、ガソリンなどから得られる税収が減少する可能性があります。これは国の財政に影響を与える可能性があります。

生成に付随するコストが高い
生成コスト自体は低いものの、それに付随するコストが高くなる可能性があります。例えば、日本の経済産業省の試算によれば、国内製造で1リットルあたり約700円と、ガソリンよりも高くなります。

エネルギー効率が悪くなる可能性
ドリーム燃料使用車は、水の電気分解時や合成時、エンジンでの燃焼時などにエネルギー損失が生じる可能性があります。これがエネルギー効率の低下を招く可能性があります。

メリット

現在考えられているドリーム燃料のメリットは次のようなものが挙げられています。

地球温暖化防止に大きく貢献
ドリーム燃料の原材料には水と二酸化炭素が含まれており、これらは再生可能な資源です。そのため、環境への負荷が少なく、地球温暖化防止に貢献します。

エンジン燃費性能が約1.2倍向上
この燃料を使用すると、エンジンの燃費性能が約1.2倍に向上します。これにより、同じ量の燃料でより多くの距離を走行でき、燃料の消費量も削減されます。

燃焼後に硫黄酸化物(SOX)や窒素酸化物(NOX)が出ない
伝統的な燃料では燃焼後に有害物質が発生する可能性がありますが、ドリーム燃料はそのような物質を排出しません。これにより、大気汚染や酸性雨のリスクが低減します。

開発者は誰?

ドリーム燃料の開発者は今中忠行氏です。凄い博士です。

今中忠行氏の経歴を紹介します。

  • 1967年:大阪大学工学部卒業
  • 1969年:大阪大学 工学修士
  • 1969年:大阪大学大学院工学研究科博士課程中途退学
  • 1973年:大阪大学 工学博士
  • 1973年:マサチューセッツ工科大学 博士研究員
  • 1989年:大阪大学工学部教授
  • 1996年:京都大学大学院工学研究科 >合成・生物化学専攻教授
  • 2008年:立命館大学生命科学部 生物工学科教授
  • 2015年:立命館大学上席研究員
  • 京大名誉教授
  • 立命館大学総合科学技術研究機構・上席研究員
  • 会社:株式会社アイティー技研 代表取締役社長
  • 特許と論文:特許証もあり、論文も多数発表

受賞歴

  • 1987年:日本醗酵工学会斉藤賞
  • 2001年:日本生物工学会生物工学賞
  • 2001年:有馬啓記念バイオインダストリー協会賞
  • 2005年:日本化学会賞
  • 2008年:環境バイオテクノロジー学会賞
  • 2010年:紫綬褒章受章
  • 2014年:日本農芸化学会技術賞
  • 2014年:日本生物工学会功労者表彰
  • 2015年:日本農芸化学会有功賞
  • 2018年:瑞宝中綬章受章


情報元:https://ittech.co.jp/company/

製造装置の仕組み

ドリーム燃料製造装置は、石油を人工的に合成するための装置です。

人工石油は大気中の CO2(二酸化炭素)と種油と電力だけで生成されます。

水を特殊な光触媒によってラジカル水にして、そこに種油と CO2 を加えることで、人工石油ができる仕組みです。

種油が軽油なら人工軽油ができるし、灯油なら人工灯油ができます。

ドリーム燃料製造装置の効率性は非常に高く、石油の採掘や精製に比べてエネルギー消費量が少なく、環境にも優しい装置です。

装置自体もコンパクトであり、比較的小規模な施設でも運営することができます。

ドリーム燃料と大阪市の関係


大阪市はドリーム燃料の研究と普及に力を入れています。

具体的にはドリーム燃料を使用する実験が行われているようですが、その結果がどれだけ有望なのかは、まだ明らかにされていない状況です。

ドリーム燃料の製造コストや販売価格が気になる!

製造コスト


ドリーム燃料の生産は常温常圧で行われ、巨大な設備は必要としないため、安価なランニングコストを実現しています。

しかし、ドリーム燃料の課題としては、生産コストが高いことが挙げられます。

販売価格

ドリーム燃料は現在一般に販売はされていませんが、

日本の経済産業省の試算では、国内製造で1リットルあたり約700円とされています。

ドリーム燃料とラジカル水


ドリーム燃料の製造過程で「ラジカル水」と呼ばれる成分が使用されます。

このラジカル水は、燃料の効率を高める役割を果たしています。

ただし、ラジカル水自体の製造コストも高く、これが燃料の高価格につながっています。

具体的には、ラジカル水の製造には約300円のコストがかかるとされています

いつから存在しているの?

ドリーム燃料は近年注目を集め始めましたが、その開発自体は数年前から始まっています。

具体的には2015年頃から研究が進められています。

この燃料が一般に知られるようになったのは、主にその環境への優れた性能が話題となったからです。

エネルギー効率

ドリーム燃料のエネルギー効率は、一般的なガソリンに比べて約20%高いとされています。

ただし、その高いエネルギー効率を実現するためには特別なエンジンや装置が必要です。

このような条件を満たすことができれば、エネルギー効率の向上が期待できます。

安全性について

ドリーム燃料の安全性は、一般的な石油製品と比較しても高いとされています。

その理由は、この燃料が非常に安定した化学構造を持っているからです。

ただ、その安全性についてはまだ十分な研究が行われていない模様です。

他の合成燃料(e-fuel)の違い

ドリーム燃料は、他の合成燃料(e-fuel)とはいくつかの点で異なります。

主に、その製造過程や使用される原料、エネルギー効率などが異なります。

例えば、一般的なe-fuelは石油を基にしていますが、ドリーム燃料はそれを必要としません。

実用化に向けて解決すべき課題

ドリーム燃料には多くの課題が存在します。

高い製造コスト、供給網の確立、安全性の証明、一般消費者への普及も重要な課題とされています。

しかし、これらの課題を解決することができればドリーム燃料は大いに期待できる新技術と言えるでしょう。

まとめ


今回はドリーム燃料は怪しい?という噂やデメリット、製造コストや販売価格などについてまとめてみました。

【記事のポイント】

  1. リーム燃料は人工的に石油を化学合成する新型燃料
  2. 環境に優しく、燃焼後に有害ガスを排出しない特徴がある
  3. 原材料には二酸化炭素(CO2)と水を使用
  4. 製造コストの削減や環境影響の最小化に向けた研究が進行
  5. 世間の評価は「怪しい」と「画期的」が半々
  6. 開発者は今中忠行氏、大阪大学卒で多数の受賞歴あり
  7. 製造装置はコンパクトでエネルギー効率が高い
  8. 大阪市が研究と普及に力を入れている
  9. 生産コストは高く、1リットルあたり約700円の試算
  10. ラジカル水の使用で燃料効率が高まるが製造コストが高い
  11. エネルギー効率は一般的なガソリンより約20%高い
  12. 安全性は高いが、まだ十分な研究が必要
  13. 他の合成燃料とは製造過程や原料が異なる
  14. 高い製造コストや供給網の確立が実用化への課題

まだまだ未確認の情報も多いので、新情報は随時更新していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。